Think! PTA! Open BBS 過去ログ

[トピックス一覧へ]

そもそも学校にボランティアは必要なのか?
【2526】 なな 2012/09/14(Fri) 12:18
このところ疑問に思っていることがあります。

「学校にもしボランティアがなければ、どうなるんだろうか?」

先生と行政だけじゃ成り立たないんでしょうか?
イベント事を抜いた日々の教育環境に影響があるのでしょうか?

私の子供の頃、花壇は園芸委員が整備し、何かの折、例えば避難訓練のついでに、ちょっと草抜いてってと全校生徒草抜きや校庭の石拾いをし、掃除の時間にはきちんと掃除をしたものです。図書の本は各自きちんと戻し、子供たちが管理していた。子供たちが自分達で整理したり掃除したり草取りをしないから、「掃除したところを汚されたら嫌だ。だから自分も汚さないようにしよう」という心が育たない。図書の本も整理できない。昔はできていたことなのに、なぜ、今できないのでしょうか?

PTAはボランティとして草刈や(子供が綺麗にできないのでという理由で・・・先生の指導が足りないからの間違いじゃ?)トイレ掃除、学校の周囲の溝掃除(入り込んだ土の除去など)を行っているそうです。
そして、なぜか図書室の整理は別の<図書ボランティア>が存在している。
(なんでそこだけはPTAがやらなかったのか最大の謎です。)
子供たちが本を元の場所に戻せないから整理を、本がヨレヨレになってきているから修理を、そして新しい本が入れば分類シールを貼って棚に並べ、図書室のレイアウト・修飾・整備(カーテン洗濯含む)をやっているそうです。
「このボランティアができる前はどうしていたのですか?」と訊くと、曖昧な返事で「急に子供の人口が増えて整理が追いつかなくなった。それで当時の校長が呼びかけてボランティアができた」とのこと。(だったら図書委員増やせばいいじゃない、と思ったんだけど。)

まったく意味がわからないです。
ボランティアがいないと学校はやっていけないものなのでしょうか?
草ボーボーになっても知りませんよ、ってことなんでしょうか?
用務員はいったい何をやっているのか?図書の係りの先生は指導をきちんとしているのだろうか?(まさか手当てだけ貰ってないよね???)
PTAのやっているボランティア内容も子供たちの指導が足りていないからこそ、やっていることじゃないのだろうか?
親がボランティアをやることで子供の自立機会を奪っているんじゃなかろうか?
もしそうならば、教育機関の怠惰を親が補完する意味がまったくわからない。

最近、和歌山のPTA会費流用問題で、「本来公費で賄うべきだった支出が教員の出張費などに充てられていた」とあったが、ボランティアを置くことで人員を削減(=本来配置しなければならない人員の職を奪っている)し、本来公費で賄うべき、いや公務で行うべきことに親が充てられていないのだろうか?と考えると、学校にはボランティアは「災害時などの特別な場合を除いて」必要ないんじゃないだろうかと思います。
しかしながら、行政に費用がない場合、やはりボランティアが必要となってくるのだろうか?

・・・と考えたけれど、安易にボランティアを求めるのはやはり良くないと思います。
これだけの経費しかなくこれこれしかじかの状況のため、ボランティアをやってくださる方はいませんか?と説明責任を果たした上でのお願いならわかりますが、その説明責任を果たしていない時点で怠惰だと思わざるを得ません。

と以上、自分の頭を整理しつつ書き込んでみたわけですが、何か思い違いをしている点があるでしょうか?
ご指摘ご教授ご感想をお願いします。

【2527】 湖岸のA 2012/09/14(Fri) 16:36
ななさん こんにちは(^^)

(猪木風に)元気ですか!?その後、体調はいかがでしょうか。

楽しそうな話題ですね(^^)/
>学校にもしボランティアがなければ、どうなるんだろうか?
先生が忙しくなるだけだと思います(^^;

>先生と行政だけじゃ成り立たないんでしょうか?
中学校は充分成り立つと思います。
ボクの地元の中学校では(親は)溝掃除、石拾い、草刈り、図書整理などしてません。
小学校では溝掃除があったように記憶しています。

>イベント事を抜いた日々の教育環境に影響があるのでしょうか?
全くないと思います。
イベント事に学校がボランティアを募るのは有りだと思います。(特に小学校低学年)

ただ、保護者が時々でも学校に行かないと、学校の管理職はお山の大将になってしまいますので、「学校オンブズマン」でも立ち上げ、学校の管理職に睨みをきかしたり、PTA会費を流用していないか目を光らせたりという役目は必要かなぁと思ったりしています(^^;

ボクには荷が重くてできませんけど(*_*) ・・・ 言うだけ番長(^^;


【2528】 ぶきゃこ 2012/09/15(Sat) 07:53
ななさん、こんにちは!

草むしり、落ち葉掃除、ペンキ塗り、ありますねぇ。
うちは図書室は「図書の先生」がいます。職掌はわかりませんが、いちおう市が雇用している司書のはず。
あちこちで不評が聞かれる「カーテンの洗濯」ですが、うちの学校はありません。
だって用務員さんいますよ?

この類いのボランティアについては、発生経緯は分かりません。たぶん昔誰かが「やりましょう」と言いはじめたんじゃないでしょうか。一度「保護者がやるもの」となってしまうと、「今年からやりません」というのはなかなか大変ですよね。永久にその学校にいるわけでもないのに、考えなしに余計なことを申し出るのは勘弁して欲しいものです。
私自身の考えは、★click here★に軽くまとめています。

いずれにしても、これを「社会教育」と言い張るなら、何だって社会教育だわな。

「ちょっと手伝ってほしい」と求めること自体が悪いこととは思いませんし、日常的にあってもOKと思います。ただ、当然ながら任意で、礼儀をもった呼びかけ方であって欲しいと思います。
もし引き受けてくれる人が誰もいなかったらどうするかは、学校や設置者(自治体)が考え工夫することです。

「1人1回」などの「割り当て」や、任意であっても「保護者だから当然」という内容の通知では、「何勘違いしてるの?」と思います。
ましてや、学校が直接強制できないからって、他団体をコントロールして強制させるように持って行くやり方など言語道断と感じます。


【2529】 かいこつおう 2012/09/15(Sat) 08:20
こんにちは!まだまだ暑いですね!

ななさんのご意見、思い違いとは思いませんよ。
学校サイドとしてやるべきことをやったうえでどうしても人手が必要ならば説明し、広く必要人員を募集する。ただそれだけのことで全てが丸く収まるはずです。

ボランティアが無かったら行事が減るけれど
基本的な『教育』がおろそかになることはないと思います。
といよりボランティアごときで教育現場が左右されるようじゃしょーもない教育現場と言えましょう。
子供の人数の増減は大体数年前から想像ついているわけですから都度柔軟に対策を立てていただきたいものです。
子供の人数増で人を集めました、でも減っても人を集め続ける意味は無かろうやと思う次第。

内容は地域・学校によって差がありますのが
たいていあっても無くても子供は育つ内容だと思います。
(当方でも石拾いや溝掃除はありません。草刈はありますが)
湖岸のAさんがおっしゃる通り、先生や行政が人材を集め、場合によっては教育の一環として子供にも作業をさせるように計画を立てて実行するわけですから、単純にそのまま丸ごとの負担が行政や先生に行くだけの話です。そんで子供を動かすとなるともっと大変になる。
予算にも限りがありますし、脱ゆとりで再度パッツパツになった教育カリキュラムをこなさなければならないですから必然的にボランティア活動のような内容は減らさざるを得ないと思います。最悪草ボーボーでもホッタラカシの可能性は大。

無くてもいいかもしれないけど、やはり部分的にはあった方がいいかもしれないというのが私の考えです。
(草刈りで鎌使うような場面はちょっと危ないし、かなりの人手が必要だったり・・・。そういう場面は必要かな、なんて。)
もちろん都度募集かけてのことですけどね。

睨みをきかせるのは保護者だけでなくてもいいような気がします。というよりも・・・監査は相手側と敵対する関係になる可能性もあるので第3者がきちんと収入を得たうえで監査する部門を作った方がフェアでいいような・・・。
ま、これは頭の中で考えているだけですけど。どっからお金出すのって話ですし。


【2530】 とまて 2012/09/15(Sat) 09:34
義務教育は「ボランティアが無くても成立する」でないと、ボランティアって志願してやるものですから、志願者がいない地域の学校が成立しないようでは困りますね(笑)。

また、先生だけよりも、保護者の助けが在った方が良いイベントのときの募り方なのですが、『PTA役員会の中の人』をしたことがある私の考えでは、「○月○日にイベントをやるのですが、保護者の方○人くらいの協力をいただけないでしょうか?」というお話を、PTA役員会に丸投げされるところから間違いが始まる気がします。

●PTA役員は、校長・教頭と顔を合わせる頻度が高めですし、断りにくい心理に追い込まれている。
●丸投げされたら、同じ保護者という立場なのに人数分の保護者を集めなければならない。

それが『4月に○○係り各クラス○名ずつ決めてください』に繋がって行くのです。本当は、そのイベントの1ヶ月前くらいに、学校から保護者個々人に依頼のお手紙を流せば、意外な人数が集まりますよ。年度途中のイベントが在った時に、「試しにお手紙流してください。2倍の人数が集まれば2交代制に、3倍の人数が集まったら3交代制にできるじゃないですか?」と言ったら、『調理・鍋の見張り』という仕事に、2倍以上の人が集まって、2交代制にできました。

でも、次の年から、4月に各クラス1名ずつとかいう募集に変ってしまった…。PTA役員ですから、4月から決めて置かないと不安なのは無理も無いです。でも、12月にやるイベントの日、空いているかどうかなんて分からないので、責任感が在る人はむしろ「約束はできません。」と思うでしょう。

PTAは職業斡旋係ではありません。学校がボランティアを募りたい時は、PTAを経由せずに、学校から直に保護者に対して募るのが、お互いに平和で良いと思います。


【2535】 PTAのあり方とは・・ 2012/09/16(Sun) 14:15
>そして、なぜか図書室の整理は別の<図書ボランティア>が存在している。
 (なんでそこだけはPTAがやらなかったのか最大の謎です。)

「PTAは学校とは別」だからだと思います。

>草ボーボーになっても知りませんよ、ってことなんでしょうか?
はい。教育公務員にその責務はない、と思います。

>安易にボランティアを求めるのはやはり良くないと思います。
本県では、進学指導経費をPTAに求めております。安直行政&PTAなのです。


【2538】 なな 2012/09/17(Mon) 09:06
いろいろな意見ありがとうございます。
図書ボランティア、実はちょっと参加してきました。
このまま私は続けた方がいいのだろうか?続けることで何か(誰かの仕事、子供たちの機会)を奪っていないだろうか悩んでいるところです。
このボランティアは代表が一応いるけれど、上からの命令で組織だって動くタイプでなく、P2Pに近いタイプの各人が好きなときに行って好きなだけやる組織だそうなので、少しやってみようかと思っています。(嫌ならすぐ辞められるし。)

>湖岸のAさん
体調はなんとか大丈夫そうです^^;
図書は司書さんとしても、中学校の溝掃除、石拾い、草刈りは
誰がやっているのでしょうか?<先生、生徒、用務員?
>学校オンブズマン
そうですね。これ私もどうなんだろう?って前から思っています。

>ぶきゃこさん
落ち葉を踏む音は精神にいいらしいです。
ペンキ塗り・・・そんなものまであったとは。
カーテンの洗濯は用務員さんがしているのですね。
うちの用務員はいったい・・・(謎

>かいこつおうさん
>ボランティアごときで教育現場が左右されるようじゃしょーもない教育現場
なるほどなーと思いました。そうですよね。
>第3者
湖岸のAさんもご指摘ですが、まず誰がやるかが問題ですよね。考えていると「プロ市民」という言葉が浮かんできますし、でも必要なような。

>とまてさん
>志願者がいない地域の学校が成立しない
たしかに。
>●PTA役員は<略>・・・断りにくい心理に追い込まれている。
なるほど。やりたくてやっているズブズブ会長じゃなければ、そういうことになりますね。

>PTAのあり方とは・・さん
>教育公務員にその責務はない
そうですね。先生は忙しいらしいし、先生としての仕事以外の仕事が発生してはいけない。もし発生しているのならば、先生に肩代わりして行政に文句を言わなければならないかと思っているところです。


【2539】 PTAのあり方とは・・ 2012/09/17(Mon) 15:31
ななさん>こんにちは。
こちらは台風一過、すこし空が高くなった青空が広がっております。
2期目のゴーヤーは葉が広がり始めた時期でしたので、上から覆いを被せ、無事にやり過ごすことが出来ました。(笑)

さて、学校保健安全法第4条に
「学校の設置者は、その設置する学校の児童生徒等及び職員の心身の健康の保持増進を図るため、当該学校の施設及び設備並びに管理運営体制の整備充実その他の必要な措置を講ずるよう努めるものとする。」
と定められている通り、設置者の責務となります。
ただし、第31条に「事務の委任」に関する条項があり、校長に委任されている場合があります。

草ボーボーの状態が「児童生徒等及び職員の心身の健康の保持増進を図る」上で適正かどうか、が問題となるのではないかと考えます。
文句を言う場合、この辺のところを押さえておく必要があると思います。

図書館は学校図書館法第6条に
「学校の設置者は、この法律の目的が十分に達成されるようその設置する学校の学校図書館を整備し、及び充実を図ることに努めなければならない。」
との努力規定が示されておりますので、PTAの入る余地は無いものと思われます。
そもそも”学校とは別”ですので…。


【2543】 湖岸のA 2012/09/18(Tue) 15:37
ななさん
 お元気そうで何よりです(^^)/

 ボクは朝夕の通勤で中学校正門前を通ります。時々ですが、校長と教頭が仲良く草引きをしている光景を何度か見たことがあります。花壇の管理は用務員さんがやってました。図書はPTA担当の教員が何やらという資格をとったので、兼務しているようなことを聞いたことがあります(不確かですが)。あとは分からないです(*_*)
 
 図書ボランティアって具体的は何をするのですか?。
>(嫌ならすぐ辞められるし。)
↑これが気楽でいい感じですね(^^)


 


【2547】 なな 2012/09/19(Wed) 10:29
>PTAのあり方とは・・さん
>学校保健安全法
>学校図書館法
詳しいですね。ちょっと勉強してきます。
具体的な指示ありがとうございました。

>湖岸のAさん
校長教頭用務員で間に合うことだったのかしら・・・。PTAって・・・とますます考えてしまいますね。

>図書ボランティア
このあいだやったのは、
・新しく来た本に分類シール(色分け)を貼り、その上に剥がれないための保護シートを貼る(本自体をラッピングするように前面に貼られている保護シートは本屋がやってくれます。)
・棚の整理(全ての子供が分類分けに戻せないんだそうです。んなアホな。)
・破れた本の修理

他には机や書棚の配置換え掃除カーテンの洗濯と分類シールが何かという表示作り。(大きく紙に印刷したものを壁に貼ってありました。)
あとは、こんな本を入れて欲しいと要望を出すこともあるけれど、基本的には(専門の司書ではない)図書の係りの先生が購入本を決定するそうです。(先生の仕事は購入する本を決めるだけのようです。購入本セットのカタログから選ぶだけだそうです。)

−−−−−−
余談ですが、図書室内に椅子ではなく座って読めるスペースがありますが、このカーペットはPTAに費用をお願いして購入したと校長が言っていました。・・・いいのかしら?


【2558】 森の熊さん 2012/09/20(Thu) 11:38
「そもそも学校にボランティアは必要か」
学校が閉じた世界になってしまわないために「必要」でしょうが、学校運営上どうかとなれば「必要でない」と思います。
どんな会社でも団体でも身の丈を知り、運営計画を立てるのが当然なので。

その点、学校は特殊な世界で「子供ため」という大義があれば、その保護者を「ただ働きしてくれる労働力」として事前に頭数に数えることができるという錯覚を持っているので、「義理人情」を使って、「心理作戦」で労働力を確保しますけど。

図書ボランティアですが私の住む市では役所の管轄です。
以前は教委から「図書専門」の教師が小学校に配置され、その先生が役所からの推薦図書を選別、購入し、「新刊登録」(今はオンラインですので、新館を其々の学校が学校のコンピューターに登録することになります。それを使って貸し出しなど行います)することになっていました。
役所には学校図書を扱う課があり、そこから毎年各学校に推薦図書などが配布されるようになっています。その課に「学校図書係」のような人がいて、その人と各学校の図書の先生が連携するという感じだったと思います。
で、「ボランティア」はこの「新刊登録」などの手間のかかる作業を分担して登録するという「お手伝い」をすることになります。登録できないと生徒への貸し出しができないため、(沢山の本が貸し出しできないまま図書室にある状態を長引かせないため=子供のため?)協力してくださいというわけです。

で、今はこの図書専門の先生は廃止(先生を減らしている一貫で)され、教員の中で図書担当(児童の委員会の面倒を見たり、図書室の管理をまかされます)が毎年決められています。

そして、役所の学校図書の係の方が一人で3〜4校をまとめて面倒を見る形で「推薦図書の配布」「新刊登録のやり方講習会」などを請け負い、連絡は各図書室担当の教員と行い、講習などでは保護者と直接やり取りします。

役所から学校図書に対する補助金が2万円ほど各学校に出ていると思います。

お金の管理はボランティアを引き受けてくださったお母さんにお願いし、教頭先生と二人で会計をしているのが普通ではないかと思います。

図書係の先生は名ばかりで「連絡役」以上のことはできない(時間的に無理)ので、結局手慣れたお母さんにおんぶにだっこになります。

役所も学校も担当が転勤する関係で(大体3年ごと)業務が一定化せず、手慣れたお母さんに流れます。各学校の教員を飛び越えて、役所の係と保護者が直接繋がる形になるので、「講習会」(図書室の飾りつけ、本の整理、修繕、読み聞かせなどあらゆる方面に関して行われます)と銘打って、行政がどんどん保護者を取り込む仕組みの完成です。

この図書ボランティア活動をPTAに委託して人員を確保しようとする意見が毎年出ます。(多分そうしている学校もあると思います)
しかし、補助金が役所から出る以上、絡みは絶対に避けないといけないので、PTAが手を出してはいけない「行政の恐ろしい罠」です。

お母さんたちの中には一生懸命な方であればあるほど、「子供たちのためになる図書活動」を安定させたいとPTAに働きかける方がいらっしゃいますが、その「一生懸命さ」を役所、教委に対してどんどん使っていただきたいです。

「子供の活字離れ」とか言って騒いでいるけど、教委が学校図書の先生を廃止し、子供の図書室離れを促しているんです。言ってることとやってることが合ってないのは役所です。役所に文句言われる筋合いはないのです。(一人猿芝居はやめて)

心配する親の心理を利用して、「新刊登録」「読み聞かせ」「図書室の環境整備」とどんどん保護者を搾取しているいい例の一つだと思います。
別に図書ボランティアだって必要ないです。
学校が必要だと思うなら、ちゃんと「図書の資格を持つ教師を配備して」「新刊登録の方法を説明し、できる教師と協力して行う(もちろん図書の先生が中心で)」体制を教委に掛け合えばいいんです。
その上で、保護者に説明してお手伝いを募ればいいんじゃないかと思います。

自校は「読み聞かせ」は完全に保護者のボランティア(有志4人)で始まったものなので、「図書ボランティア」とは無縁ですが、近隣校では「図書ボランティア」の活動の一環として行っている(役所の指導、講習会もあります)ところが多いです。

自校の場合「読み聞かせ」は基本、自分の子供のクラスで行います。読み聞かせのお手伝いの希望者が少ないクラスでは「読み聞かせ」自体が少なくなりますが、それはそのクラスのカラーということで、何ら対策はうちません。
確かに「一つのクラスだけ読み聞かせが少ないのはかわいそう」という意見も出ることはありますが、それはそのクラスに関わる保護者の意向でもあるので、別段気にする必要はないというのが大方の見方です。

草刈、カーテン洗濯、ペンキ塗りなども「時間・人員」に問題があるなら教委に掛け合えばいいんじゃないでしょうか。
見るに見かねてやってくれる保護者を待ってる(そうすればただですむので)のが今の教委の体制でしょう。

結局誰かが見るに見かねてやってくれるのを待ってる「罠」が学校にはいっぱいあるんだと思います。

今やトイレ掃除だって業者任せ。草刈もペンキ塗りも業者に任せたら?ってことで・・・・。
ボランティアは必要ありません。

保護者に協力をお願いしてもいいのは運動会の準備や片付けぐらいじゃないですか。


【2600】 なな 2012/10/01(Mon) 10:54
>森の熊さん

すみません、ゴタゴタしていてレスが遅くなってしまいました。

>役所の学校図書の係の方が一人で3〜4校をまとめて面倒を見る形
そういうところもあるのですね。

>補助金が役所から出る以上、・・・PTAが手を出してはいけない
なるほど。会計上の問題もあると。
うちの市もどうなっているか調べてみる必要がありますね。

>「読み聞かせ」自体が少なくなりますが、それはそのクラスのカラーということで、何ら対策はうちません。

すごいですね。でも、それぐらいサバサバした対応の方が気持ちイイかもしれない。
「うちのクラスはやるのにあのクラスズルイ」といったトメトメしい思想が蔓延るよりw

詳しい内容を教えていただいてやっぱり思うのは、ボランティア要らなさそうですね。我が校の現実を垣間見るために、もう少しボランティアをやってみて辞めるかどうか決めようかと思います。(有閑マダムならいいんですけどねw)


【2602】 森の熊さん 2012/10/01(Mon) 14:02
大体「学校図書」は役所の部門なので、PTAとは関係ないです。「図書ボランティア」はその「学校図書」とつながっているので、PTAが横から繋がるのは面倒が起こる原因になると思います。
どの学校も毎年学校図書(として新しい本、辞典が7〜10箱分ぐらい)が役所から送られてくるはずなので、PTAが図書管理している学校は「癒着」「搾取」を警戒し、調べて教委に連絡です。

「読み聞かせ」の対応は自校でも「同じ学年なのに1組は読み聞かせがあって、2組はないなんて・・・かわいそう。」とか「あのクラスだけ読み聞かせやらないなんてずるい」というのもあるかもしれません。そういう空気わかりますよ〜〜〜〜。
でも、もしかしたら子供のほうが「読み聞かせ要らない」と思ってるかもしれないし・・・。「かわいそう」でも「ずるいこと」でもないと思えると思うんですけどね。

読み聞かせがあまりなくて、そのことで「自分の子のクラスはかわいそう」とか思ってるお母さんなら、毎週行けばいいんじゃないかなぁ〜って思います。自分がやらないで「かわいそう」とか「ずるい」という人もいますが、そういう人はただそういう噂話が好きな暇な人ってことで、スルーですね。
結局子供の気持ちを聞いてないことが多いのでは?って思いますね。

ははは・・・ボランティア?要らないですよ。

自校でも図書ボの人員を確保しようという動きがありますが、(毎年、去年は少なかった、今年は多いみたいな大きな変動の中動いています)冷静になったら、「人員確保」は行政の仕事で保護者の仕事ではないとわかると思います。


【2603】 猫紫紺 2012/10/01(Mon) 19:20
学校にボランティア、必要なのか?といえば、好きな人が集まってやるならいいんじゃない?というのが、わたしの考えです。

読み聞かせ、やってますが、楽しいです。
高学年になると、準備も大変ですけど…
でもって、自校では読み聞かせボランティアが立ち上がり、数年を経て、図書ボ部門ができ、運営方法を試行錯誤しながらやっている状態です。結局、参加者の好きなこと・得意なことを中心に事業が決まっている感じです。
わたし、読む専門です(笑)
読み聞かせそのものの回数は、学年ごとに決めていて、クラスをまたいで読む方もいらっしゃいますよ。融通をきかせてる方かもしれません。
いまのところ、たのしそうに活動しているので、読み聞かせ&図書室整備ボランティアは盛り上がってます。

もしもボランティアが衰退し、PTAによって活動義務化されたら、苦しくなるでしょうね〜・・。

図書教諭(他教科兼務)と非常勤の図書事務、は、公費で雇われている環境です。
図書関係の人員配備要求は、毎年PTA通じて行われる「教育条件整備要望」で個人的に出しています。

ちなみに、校内緑化、カーテン洗い、落ち葉掃きは、夏休みプール指導&監視は、すべて学校がやってる環境です。恵まれている方かもしれません。

森の熊さんの
「そもそも学校にボランティアは必要か」
学校が閉じた世界になってしまわないために「必要」でしょうが、学校運営上どうかとなれば「必要でない」と思います。
どんな会社でも団体でも身の丈を知り、運営計画を立てるのが当然なので。
このご意見が、歯切れ良くて、すてきです。基本は、このとおりだとおもいます。

by the way, 過疎地の学校で、全校生徒10人、なんていうような超小規模校の場合は、どうなんでしょうか…?
とっても興味があります。


【2604】 とまて 2012/10/01(Mon) 20:47
猫紫紺さん>
ななさんや、森の熊さんがボランティアは必要か?と問うていらっしゃるのは、今流行の言葉で言うとマストアイテムかどうか?という話なんじゃないかと思います。

「好きな人が集まってやるならいいんじゃない?」に反対なのではなくて、「好きな人が一人もいない場合は無くしてもいいんじゃない?」ということだと思いますよ?

逆・裏・対偶な感じで考えてみてください。

私は、『義務教育は「ボランティアが無くても成立する」でないと、ボランティアって志願してやるものですから、志願者がいない地域の学校が成立しないようでは困りますね。』から、どうしても、1ミクロンも譲歩できないです。

自分が、やっても良いと思うことをやるのとは別次元の問題だと思います。学校でパソコンの授業が有ったときに、補助してくれる保護者がいれば助かる、と言われれば、まぁそこそこ得意分野ですから出かけて行きましたし、カナダの子供達との文通をするという授業では、和文英訳の方は無理ですが、英文和訳の方は、分かる範囲でお手伝いしたりもしました。

ダガシカシ、「必要か?」と問われれば、「無くても成立してくれないと困る」と答えるしか無いです。保護者の義務は、子供に教育を受けさせる義務であって、学校を支える義務は無い筈です。そんな大それた意訳をされても困ります。
「できる人が、できるときに、無理なく、楽しく!」(c)岸裕司氏★click here★を実現するには、「出来ない人が出来ないときに無理して楽しくない」ことを完全に否定することが必要不可欠な気がします。


【2606】 猫紫紺 2012/10/02(Tue) 16:25
とまてさん>
どうやらポジティブトークが身についているようで、誤解を招いてしまいましたね^^;

とまてさんのおっしゃるとおりのこと、わたしも思っています。

>「好きな人が一人もいない場合は無くしてもいいんじゃない?」ということ
>「無くても成立してくれないと困る」

まさに、これ。これも包含していたつもりです。
言葉足らずで、すみませんでした。
原則としては、ここに、大賛成です。

ただ、「過疎地ではボランティア(PTA/自治会による)がマストの学校もある」という事例をToshi先生のブログ★click here★のコメント欄で拝見したことがあり、気になった次第です。
ずいぶん前の記事なので、この間も探したのですが見つからず。すこしお時間ください。

ボランティアがマストの状態で回っているところもある、この事実をどう考えればいいのでしょうか?
という、単純な疑問です。

でもってこの過疎地の話、わたしが請願をしたときに「地方格差が教育格差となり、PTA格差となっている」と内閣・文科省に申し上げた論拠のひとつとなってます。

本腰を入れて解決策を考えなければいけないこと、日本のあらゆるところに転がってると思います。

わたしは、PTA・ボランティア等で健康を損なった人間ですから、「ロクに説明もせず保護者の力をあてにするのはよしてくれ!」と、叫びます。QOLが下がりますから、切実です。


【2607】 猫紫紺 2012/10/02(Tue) 17:03
Toshi先生のブログよりPTA関連記事――
『PTA任意加入』論についてのtoshi的考察――★click here★
PTAと学校(11) PTAの未来像は、――★click here★

検索しまくったり、上記記事より1年半ずっと見たりしたのですが、当該記事が見当たりませんでした<(_ _)>
すみません。
私もコメントさせていただいたのになあ。


【2640】 なな 2012/12/02(Sun) 21:43
Toshi先生のブログはたまに拝見しています。
★click here★
>任意性が高いから、今年行われた活動が来年も継続するとは
>限らない。そう腹をくくるべきである。

そうですよね。「無くても成立してくれないと困る」そのとおりですわ。


[トピックス一覧へ]