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有給休暇とPTA役員活動
【3714】 FJN 2013/11/25(Mon) 21:31
埼玉県の川越市議会で、今年の6月19日、女性議員がこんな発言をしました。
市内市立小中学校において、児童生徒が病気やけがによって欠席される日数については平均三日、また平日に行われる授業参観も含めた学校行事の日数については、市内市立小中学校では平均八日ということでございます。これに加えて、ほとんどの市内市立小中学校で一度はやらなくてはならないと保護者の間で暗黙のルールとなっているPTAの役員ですが、事前にいただいた資料によりますと、役員となった保護者が平日に学校へ行かなければならない日数は、本部役員を除いておよそ平均二十日前後となります。つまり、それは、働いている保護者が子供のために有給休暇を必要とする日数は、全て合わせるとおよそ三十一日ということになります。また、育成会、子供会の役員、学童保育の役員などが同年に重なってしまうこともあり、実際はそれ以上の日数を必要とする方もいらっしゃると思います。
 一方、厚生労働省が発表しております平成二十四年度労働者一人当たりの平均年次有給休暇の付与日数は十八・三日とあります。この数字と、先ほど申し上げました保護者が子供ために必要とする有給休暇三十一日と比較いたしますと、国の平均である有給休暇日数では補えない状況がおわかりいただけると思います。
  ◆参照先――川越市議会の会議録サイト★click here★

【3715】 ぶきゃこ 2013/11/26(Tue) 07:06
「PTAなんかのために有給潰せるわけないじゃん」というつぶやきはよく聞くものの、このように数値化した方は初めてで、おもしろいですね。
でも、「んなら十日間でできる役員なら多少強制しても大丈夫だよね」という方向にむかっちゃうと「おいおい…」と思いますが。
私が非会員なのは、日数の問題じゃないしなあ。


【3716】 さやさや 2013/11/26(Tue) 08:03
年次休暇の範囲内で自分がやろうと思ってやる活動なら別に問題ないかと思いますが、自分の休暇を削って活動するだけでは足りない活動を意に反して強制的にやらされるのは「強要」であるのではないかと思います。
「みんな」やってる。とPTAはすぐに言うけれど、年収1000万円の方が、多少休暇をとって年間50万円所得が少なくなっても生活には影響しないかもしれませんが、休暇の多さのために解雇されるという別の影響が出るかもしれません。年収300万円の方が、休暇を取ることによって年収がそれ以上下がることは死活問題だし、それによって解雇されれば、子どもの福祉の観点から非常に問題です。
PTAの「無料奉仕」の考え方に大きな問題があると考えます。

企業では「能率」「効率」を考えて行動しています。
ところが、事前に配布した文書を2時間かけて読み合わせして、質疑応答一切なしの「会合」(一般的には「読み合わせ会」と呼ぶ)など、「非能率」「非効率」なことをやり、だらだらと奉仕させられ続ける。しかもそれを「義務」と言って「強制」。
わざと「主語」を省きましたが、これだけ書いてみて「なんじゃこりゃ」と思わない人はいないかと。
ちなみに、書く必要はないとは思いますが「主語」は「PTA」です。


【3717】 とまて 2013/11/26(Tue) 09:28
FJNさん、興味深い資料についてお知らせいただき、ありがとうございます。『事前にいただいた資料』は、誰がどうやって作った資料なのか、どんな内容なのかとても気になります。請求したらいただけるようなものなのかしらん?

『ほとんどの市内市立小中学校で一度はやらなくてはならないと保護者の間で暗黙のルールとなっているPTAの役員ですが』に、誰も突っ込みを入れないのが残念ですね。
『一度もやらなくても良いし、やりたい場合でも都合が付く範囲でやれば良い』ということを暗黙の了解にすれば結構いろいろなことが解決するのに。

いつまで我慢大会をやっている・やらされている・やらせている、つもりなのかしらん??


【3718】 FJN 2013/11/26(Tue) 10:04
ぶきゃこさん、さやさやさん、とまてさん、レスありがとうございます。
私は、この議員の公式ウェブサイト★click here★も読みはじめました。

ちなみに、この議員は2年前(2011年)の11月、市議会★click here★で、【学童保育の会】について、教育委員会事務局の担当者と、こんな質疑応答をしています(会議録から、形式を私がアレンジしました。発言文は会議録のままです)。
●市議会議員●
私の娘もこの四月より小学校に入学し、私は仕事をしているため、学童保育室にも入室させていただいております。
入室したとき、三冊の冊子をいただきました。
一つは発行元が川越市教育委員会教育財務課の川越市学童保育室入室のしおり、二つ目は、発行元が娘の入室している学童保育室の入室のしおり、三つ目は発行元が川越学童保育の会の川越の学童保育というものです。
私は、学童保育室の入室の申し込みはいたしましたが、学童保育の会への入会の申し込みはした覚えがありません。
入室と同時にこの冊子をいただき、学童保育の会へ分担金も毎月保護者会で請求されておりますが、学童保育の会に入会することは義務なのか、任意加入でよいのか、市としての御見解をお伺いいたします。
そもそも学童保育の会とはどのようなものなのか、川越市との関係はどのようなものなのかお伺いをいたします。

▼教育委員会の事務局の担当者▼
学童保育の会とはどのようなものかということでございますが、学童保育の会でございますが、学童保育室を利用してございます保護者の方、市が任用しております指導員、そして、保護者のOBの方などを会員とした任意の団体でございまして、主な活動といたしましては、保護者や指導員の要望を取りまとめて市へ御提出いただいたり、保護者や指導員向け研修会への参加の助成、各保護者会行事への補助、入室児童がけがをした場合に備えた傷害保険への加入、市へ提出する要望書の署名活動などを行ってございます。
次に、学童保育の会への入会は義務なのかという御質疑でございますが、学童保育の会は任意の団体でございますので、保護者や指導員の自由な意思により入会しているものと考えてございます。

有資格者が自由意思で入会する任意団体【学童保育の会】については、今年(2013年)6月19日の市議会★click here★でも言及されました。上掲した議員と同じ会派に所属するもう1人の女性議員が質疑し、教育委員会の事務局の担当者が、こう答弁しています。
平成二十四年一月十日付で、会長宛てに教育総務部長名で、規約の改正等に係る要請についてという文章で要請を行いました。
その文書の主な内容といたしましては、当時、川越学童保育の会の規約の中の全員加入の表現が、多くの保護者や指導員へ強制加入であるかのような誤解を与えていたことから、全員加入の文言の削除、また保護者が同会に加入し、会費を支払っていることを認識するためにも、保護者個人の自由意志による入会申し込み手続を実施することなどを要請したものでございます。
また、市から要請文書を出した後の昨年三月十三日に、同会会長から、今後も継続して検討させていただきますとの文書回答をいただきました。
その後、昨年五月に開催されました同会の開催において、全員加入の文言が削除されたとのことでございますが、入会手続の明確化については、対応がなされておりませんでした。
なお、昨年三月十三日の文書で、その後の検討状況を確認するため、本年四月二十六日付で、改めて要請を行いました。五月十七日までの文書にて回答をしていただくように再度要請いたしましたが、現時点においては回答をいただいてございません。

教育委員会(の事務局の担当者)のこの応答に対し、翌日(2013年6月20日)の議会★click here★で、前日と同じ議員が、
   「いまだにちゃんとした御回答をいただいていないということは、要請したほうにも責任があるのではないかと考えます。」
――と述べ、その数分後に以下の発言をしました。
昨日の御答弁で、昨年五月に開催された同会の総会において、全員加入の文言が削除されたとのことですが、入会手続の明確化については対応がなされていないという御答弁がありました。
ここに学童保育室の総会資料の規約に関する文章があります。
確かに部長に御答弁いただいたように、昨年の二十四年度の規約改正の中には、規約改正案として、入室時の保護者の欄と指導員、事務局職員の欄から、「在室中全員加入」と「採用時全員加入」、「採用時加入」の文言は削除されております。
しかし、逆に、もう一方で、ここに二十五年度の総会資料がございます。
その総会資料には、この学童保育の会規約改定案という規約の案の前に、前文というのが加筆されております。
読み上げさせていただきたいと思います。
「前文加筆 学童保育の会は、学童保育制度の発展、保育環境向上のために、入室時、入室児童の保護者・指導員が自主的に運営するものである。会員は、その目的を達成するために、入室児童の全保護者、全指導員が、学童保育の会に集結して活動することにより、現在、そして未来の入室児とその保護者、指導員のために当会を存続・発展させるように努める」
という文言が加筆されております。
私がこれをいただいたのは総会前のことでしたので、総会後にこれが規約として案が通過したのかの確認を私はとっておりませんけれども、こういうことがある以上、教育委員会は、外部団体のことですが、早急にしっかりと確認をとっていただきたいと思います。
これは、二十四年度に「全員加入」の文言を規約の中から削除したけれども、二十五年度に前文をつけ加えるということで、またもとに戻ってしまっているという非常にわかりづらい、親御さんたちにとって、指導員の皆様にとっては、全員加入が義務づけられているように錯覚をするような文章でございますので、ぜひ教育委員会はこの件に関しましては早急に確認をとり、対処をしていただきたいと思います。

この発言に対し、川越市の教育委員会の事務局の担当者が、こう答えました。【学童保育の会】の話題のほか、【PTA】の話題についても答えている(議員が質問したから)ので、この際、そのまま貼ります。
おはようございます。御答弁申し上げます。
まず、学童保育での行事でございますが、議員さん御指摘のとおり、保護者の中には運動会やキャンプを市が実施していると誤解をされている方も少なからずいらっしゃるものと考えております。
このため、市では、保育時間以外に行事などを実施していないことを、昨年度から全保護者に配布しておる「川越市学童だより」などを利用して周知してまいりたいと考えております。
続きまして、川越学童保育の会への要請につきましては、保育料改定後の平成二十四年一月から二月にかけまして実施した保護者説明会におきまして、条例改正の内容とあわせて説明をさせていただきましたが、その当時の保護者と現在の保護者は異なっておりますので、改めて先ほど申し上げました「川越市学童だより」を利用するなどして、全保護者へ周知を図ってまいりたいと考えております。
続きまして、PTA会費を学校の修繕等に使用していることについてでございます。
教育委員会では、本年四月に全小中学校に対してPTA会費の修繕への支出に関する調査を行いました。
その結果、平成二十四年度は掲示板等二十七件の修繕がPTA会費から支出されていることを把握いたしました。
そのため、学校長に対し、学校の建物の維持・修繕に要する経費は市が負担しなければならない経費であり、PTA会費から出していただくことのないよう本年五月二十四日付で通知したところでございます。
今後は、施設や物品の修繕等の経費につきましては、設置者である市が負担しなければならないとの趣旨を徹底させ、かつ市といたしましてもその予算確保に努めてまいる所存でございます。以上でございます。


【3780】 なな 2013/12/17(Tue) 10:29
FJNさん、相変わらず凄いものを見つけてきますね。
女性議員でこういう声を挙げる方って、珍しいんじゃないでしょうか。
PTA出身のズブズブ議員はいるようですが。
この議員さん、頑張って欲しいですね。


【3783】 FJN 2013/12/17(Tue) 21:00
ななさん、レスどうも!
御目通しいただきありがとうございます。
この話題はたまたま見つけました。
  > この議員さん、頑張って欲しいですね。
はい、御意です!


【3785】 FJN 2013/12/18(Wed) 09:28
12月4日付の中日新聞<ねえねえちょっと>に【PTA役員で嫌がらせ受け悩む】という小見出しで匿名の投稿記事が載りました。
◆PTA役員で嫌がらせ受け悩む
 小学校のPTA役員をしています。
同じ役員の母親から嫌がらせを受け、悩んでいます。
きっかけは、私の仕事を相手の母親が自分の仕事だと勘違いして担当したのですが、結果的には私の方がスムーズに仕事をしたことが気に入らなかったようです。
仕事を横取りされたと思ったようで、それ以降、私の仕事に協力してくれなかったり、仲間外れにされたりと、役員の仕事がやりづらくなりました。
来年三月の任期までまだ十回ほど会合があり、憂鬱(ゆううつ)です。
=三重・プリン(38)
  ●12月4日の中日新聞サイト――★click here★

この記事に反応する投稿3本が、【PTA役員で嫌がらせ受け悩む】という大見出しで、今日(12月18日付)の中日新聞<ねえねえちょっと>に載っています。
「PTA役員で嫌がらせ受け悩む」のプリンさん(4日付)へ。

 私も似たような境遇に悩んでいます。
私の場合、相手の怒りの原因がわからず、「地域のためにも尽力している相手の顔を立てなかった、失礼だと思われたようだ」と察するしかない状況です。
その後読んだ本に「悪意を向けられても受け取らなければいい。悪意は持っている人のものでしかない」との文章を見つけました。
私がそう思っても状況は変わりませんし、子どもの学校や近所でその相手と顔を合わせることもあります。
それでも、悪意は受け取らない、読書などの楽しみを見つけ、広い視野で物事を見ることができる人になろうと自分に言い聞かせています。
=愛知・雪だるま(42)

     ◇

 私も同じようなことがありました。
直接言わず、うちの子に陰口を言ったり、予定を聞かれ、私の都合の悪い日に集まったり。
母親がそういう行動をとるから、子どもがまねしていじめをするのだと思います。
「幼い人」と割り切って、毅然(きぜん)とした態度で役員の仕事をやり終えてください。
見ている人、味方になってくれる人は必ずいます。
自分のすべきことや正しいと思うことをやればいいと思います。
気持ちはよく分かります。
=愛知・うさこ(50)

     ◇

 本人の顔を見て「嫌がらせをやめていただけませんか」と直接言うのは難しいですか。
嫌がらせをするなんて、心の狭い人のすることだと思います。
他の母親同士のつながりをつくり、その人とはかかわらない、こちらから距離を置くのもひとつの方法です。
役員なら、先生に相談してみてもいいと思います。
=石川・コマチ(40)
  ●12月18日の中日新聞サイト――★click here★


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