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PTA:「不連続の連続」による存続
【5129】 FJN 2015/07/11(Sat) 00:13
●1●
<PTA等共済だより>第29号――2015/6/30発行(毎月末発行)――の編集後記に、こう書かれています。1文ごとに改行してコピペします。
共済団体にとって、3〜6月は一番大変な時期なのではないでしょうか。
3月末までに共済契約の締結を行い、その後、被共済者を確定させるための加入者名簿や共済掛金の振り込みを受ける。
3月末で決算を終えて、財務諸表等を作成し、監事や外部監査人の監査を受ける。
さらに6月に開催する総会や評議員会の準備もある。
昨年度の事業報告の総括、当年度の事業計画、役員等の交代等議題も様々。
共済事業だけでなく、PTAも兼務している事務局は、さらに事務量が増える頃であると思われます。
会社が将来にわたって事業を継続する前提を「ゴーイングコンサーン(going concern)」ともいいますが、共済団体についても、当然にして事業の継続が前提とされています。
共済団体の中には、役員が短期で代わるところもありますが、法人としては、「ゴーイングコンサーン」です。
役員や事務局の異動や交代で、業務が途切れるようなことがあってはなりません。
引き継ぎ等が十分に行われるようにしたいものです。
PTAや互助会に限らず、効率化を図るために、既存のものを廃止したり、削減したりする場合があります。
廃止や削減するのは簡単ですが、既存のものがどうして存在するのか、その背景や理由をよく考える必要があると思います。
PTAの例えとして「不連続の連続」と聞いたことがありますが、共済事業は、それでは困ります。指導監督する側も同様です。
  ◆参照――埼玉県PTA安全互助会サイト★click here★

●2●
埼玉県の所沢市で2013(平成25)年9月30日に開かれた≪第4回所沢市地域コミュニティ活性化推進条例検討委員会≫の会議録(PDFファイル)★click here★のp.9-p.10に、こう書かれています。
委員:任意団体であれば、例えば、行政からの依頼を断ることも場合によっては可能である。しかし、加入を強制できない任意団体として定義づけてしまうと、入っても入らなくても構わないのに敢えて条例を作ることに矛盾が生じるのではないか。
委員長:自治会・町内会は、あくまでも任意団体なので、加入を強制することはできない。だからこそ、加入を促進する条例という形で作らざるを得ない。
委員:PTAも任意団体だが、それを強調すると会費を払わないケースが続出したため、現在は、あまり強調していない。一部私立学校では、加入を強制しているところもある。
委員長:「公共」ということばの定義が広い分、「公共的団体」という言葉を使うと誤解が生じる。敢えて入れる必要はないのでは。「公共的な業務を行う任意団体」というような表現にすればよいのではないか。

私は、
 【PTAも任意団体だが、
  それを強調すると会費を払わないケースが続出したため、
  現在は、あまり強調していない。】
という1文に注目しました。
「PTAが任意加入団体であると強調すること」が不連続的であったからこそ、のらりくらりと違法モードでPTAは存続してきたのかもしれません。
「・・・と強調すること」を、不連続的にしないで、また断続させることもしないで、淡々と連続させるほうがマトモのような気がします(微苦笑)。

女性サッカー日本代表チームのキャプテンが公言した言い回しになぞらえるならば、日本において「PTAが任意加入団体であると強調すること」は、ブームではなく、文化・教養になる必要があるのではないでしょうか。

【5143】 FJN 2015/08/28(Fri) 20:36
「不連続の連続」に似通った表現に、
   「非能率の効用」
――があります。
ベルマーク運動系で聞かれる言葉です。
  ◆参照サイト記事――★click here★
この「非能率の効用」という一種古典的なヤバい迷言/名言は、ついさっきウェブ記事≪集めるだけと思いきや、実は大変!!PTAベルマーク作業の恐るべき実態≫★click here★を読んで思い出しました(笑)。


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