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PTAの苦しい現状の原因は学校教育で培われた?
【596】 toto 2010/05/20(Thu) 12:37 home
ブログ「教育の窓・ある退職校長の想い」
5月19日の
〜日本の民主主義を問う(3)学校教育から〜
を読んで、今のPTAを作り上げている土台は
学校教育にあったのか!と思いました。
私も日本人は民主主義が苦手だと常々感じていたんですが
学校でも家庭でも民主主義を実践教育されてなければ
身につかないのは当たり前ですよね。
北欧の教育に興味があるので、その関係本を良く読むんですが
あちらでは「民主主義の教育が進んでいる」と感心することが多いです。

【597】 とまて 2010/05/20(Thu) 18:23
totoさん>二度目まして、ですよね?ようこそ!!
toshi先生のブログ、どうせなら(1)から読もうと思って今読んでいる最中です。

日本の民主主義を問う(1) 人気病 ★click here★
日本の民主主義を問う(2) 無責任病 ★click here★
日本の民主主義を問う(3) 学校教育から ★click here★

コメント欄での議論も凄く勉強になりそうです。読み終わったら又参りますね。


【598】 とまて 2010/05/21(Fri) 08:50
 一通り、拝読して参りました。一通り、と申しますのは、恥ずかしいことに『一事不再議』は聴いたことがあるような無いような、という状態ですし、ちゃんと理解できているかどうかに自信が無く。

 個人的には『PTAには民主主義が無かった』と感じたことが有るのは間違いないです。少なくとも、『民主的な会議の運営が成り立ってなくても、苦情を言う人は稀である』と思っております。そして、その一因が小中学校での民主主義の練習の不足にもあるのではないか、と考えたこともありました。★click here★

 私が考えたのは、受験教育よりも管理教育が良くなかったのではないか?ということでしたが…。そしてさらに、小中学校の時の学級会より、PTA本部の方が退化しているような気がしてなりませんでした(笑)。

 toshi先生が出された例の様に、民主主義の原則に則って学級会や生徒会で、子供たちにとって重要な案件を決めていくトレーニングは大切だと思います。また、最近学校で行われている“ディベート”の実習って、役に立つのかなぁ?というのも悩ましいです。(子供の学校で小5から始まっていました)

 PTA世代の民主主義のトレーニングは、正に、PTAでやったら良いのではないかと思うのです。『PTA読本』(文部省内PTA研究会、時事通信社共編1948)には、会議の進め方や議事録の取り方など、詳しく解説されています。PTA本部役員は、4月5月の内に、こういうことの勉強会をしたらいいかもしれないですよね。PTAの入退会自由を周知の是非なんていうところで立ち止まっている場合ではありませんよね。嘘やごまかしの上に民主主義なんて築けるはずは無いと思うのですよ…。


【599】 toto 2010/05/21(Fri) 12:51
そうです、2度目のお邪魔します です(^^)
私も、PTAに入った会員は、先ずPTAの主旨を学ぶ勉強会をすべきだと思っています。
何も分からないまま、PTAを子ども会と勘違いした状態で
活動している人がほとんどなので。


【600】 とまて 2010/05/22(Sat) 15:29
 民主的な会議の運営方法のみならず、PTAの趣旨自体を勉強すべき、ということですね。確かに、何か知らないけど、子供の担任に、「卒業までに一度は」とか、「子供が小さいうちにやっちゃったほうが楽よ」などと言われてスタートした記憶があります(笑)。

世田谷区の「みんなで学ぶPTA」★click here★は役に立っているのでしょうか?ここから、エッセンスを凝縮して各学級PTAで30分くらいで読み合わせる教材にするとか、ビデオ教材にするとかが手軽で良いでしょうか?
(と、ここで語っていても、夢物語のようですけれども…)
 パワーポイントなどで作ろうとすれば作れなくは無いですよね。誰かがラフスケッチ書いてくれれば、作れる技術を持つ方は大勢いらっしゃるような気がします、凄くしてきました、今!!


【608】 PTAのあり方とは・・ 2010/05/26(Wed) 18:09
亀ですが・・やっと読み終えました。toshi先生、素晴らしいです。

江戸末期−明治初期の写真や絵を見ますと、武家の出のものと農民町民の区別が直ぐに出来るそうです。
武家は顎を引き口を閉じているが、他は口を開き顎を突き出している・・そうです。
支配されることに慣れていたのかもしれません。
「軍隊式」も「皆一緒に」も必要だったのでしょう。

そういった意味では、日本の民主化はつい最近のこととなるのではないのでしょうか。
そろそろ「トレーニング」の必要性を感じます。


【610】 猫紫紺 2010/05/26(Wed) 18:35
わたしも亀ですが・・読み終わりました。
わたし、Toshi先生の、ファンなんです。

そうです、わたし、2コ前のバージョンですが小冊子【みんなで学ぶPTA】でPTAのお勉強をしました。
ですから、もしかしたら、とまてさんのご体験とズレが生じているかも知れないのです。
パワーポイントなどで作ろうとすれば作れなくは無いですよね。誰かがラフスケッチ書いてくれれば、作れる技術を持つ方は大勢いらっしゃるような気がします、凄くしてきました、今!!

おっしゃる意味って、これって、「みんP」を母体にしつつ、わたしたちアレンジで教材を作ってみる、ってことなのでしょうか??

あり方さん>
なんだか、おっしゃる例、とっても示唆に富んで刺激的です。
養老孟氏が、「日本人は強制しないと何もしない」と《本》『オバサンとサムライ』★click here★で言及されておられました。そうなのかしら、と思います。


【611】 とまて 2010/05/26(Wed) 20:00
猫紫紺さん>す…済みませんでした。主語は、“誰かが”でした。もちろん“私たちが”でも良いです(笑)。教材部作ってみましょうか。“PTA祭り2010”な感じで!?
 ★click here★ [72]世田谷区「みんなで学ぶPTA」2009年11月のこの改定も、一つのエポックですよねぇ。

 命令されると、“他の事は何もしたくなくなる”という側面は無いでしょうか? 以前、“いまやろうと思ったのに!”というCMがありましたが…。


【612】 FJN 2010/05/26(Wed) 22:26
私は、「(2)無責任病」から読もうと思って読みました。
そして、あの記事中で紹介される、
「この前の学級会で、『〜しよう。』と、『〜しない。』について話し合って、ほんのちょっとの差で、『〜しない。』って決まったでしょう。でも、あのとき、AちゃんとBちゃんがお休みしていたし、それに、『学級会では、〜しないに賛成したけど、その後考えると、やっぱり、〜しようの方がよかったな。』って言っている子が何人かいるんだあ。だから、もう一回話し合った方がいいと思う」
という発言をした小学生のほうが、ブロガーよりも、民主主義の基本を把握していると感じました。
…したがって「(1)」と「(3)」は未読です(自嘲)。


【615】 猫紫紺 2010/05/26(Wed) 22:57
えっと、Toshi先生は、「一度決めたことは覆さない」民主主義の原則がある、と(1)で述べておられます。

FJNさんのご指摘はもしやして、民主主義で『皆で決めたことは間違っているに決まっている』という、宮台真司氏の言に通ずることでしょうか? 欧米では、民主主義的手続きを経て ヒトラー を選出した歴史的教訓あり、だそうです。そして、アメリカの死刑囚裁判は、物的証拠を含めて記録を100年以上とっておき、再検証した結果、えん罪で死刑となった人物が相当数いる、という事実がある、と紹介されていたことにもつながるかも??
あるいは学級会にすら存在する同調圧力とか KY(空気読み過ぎ)とか、でしょうか。

とまてさん>
少し、考えさせてくださいまし<(_ _)>。
というか、暇がいつくるのか、という状態で、長い目で見て頂けたら・・と思います<(_ _)>

強制に対する反発心には、わたし個人は大いに持っている方なので、養老氏の発言には腑に落ちない点も実はあったりいたします(汗)


【616】 FJN 2010/05/26(Wed) 23:14
以下、まだ「(1)」「(3)」を未読なまま書きます、ゴメンナサイ(宮台発言に通じるか否かも判断が付きません)。
「多数決」の結果は「期間限定」で考えないと「猪突猛進/ちょっと妄信」になる危険性を常に孕んでいる――ということです、私の慣れ親しむ民主主義の基本の1つは。状況の変化に応じて論議を尽くす労を惜しまない、という姿勢も私の慣れ親しんできた民主主義にはあります。
「(2)」の冒頭で触れられている【一事不再議】は、諸説ありますが、私は「期間限定要素を含む柔軟さこそがOK!」と見ます。つまり、ある程度の時間を経てから、あるいは状況の進展と変化に応じて、議論を蒸し返すのは「生き生きしていて好ましい」と思うのです。


【618】 PTAのあり方とは・・ 2010/05/27(Thu) 00:53
「猪突猛進/ちょっと妄信」、いただきます。

沖縄は学校教育が行き届いている、ということですね!


【625】 とまて 2010/05/28(Fri) 20:12
『一事不再議』を聞いた事があるような無いような、と思ったのは、一事不再理と似ていたからだ、ということに気付きました。
 民主主義=多数決じゃなくて、議論を尽すこと、それから、時に見直す柔軟性を持ち続けること
 時々思い返してみないといけませんね。

 実際に私が居たPTA本部では、多数決さえ稀(確か、一年間で二回だけ)でしたので、せめて実行委員会(本部+学級代表+各委員会委員長)では、本部役員(会計・書記)の発言権を確保したいと思って総会で意見をだしましたが、それも一年後に完全に無きものとして扱われた、という経緯がありました。『PTAまとめ』を書いたときよりも更に、「PTAには民主主義が無い」と思う材料が増えてしまいました。(私的『PTAまとめ』★click here★

あり方さん>どこかで、「沖縄は日本で唯一、自分たちの手で民主主義を手に入れた地域だ」、と言っているポッドキャストを聴いたことがあります。もしも、発言した人が分ったら又ご報告しますね。


【627】 猫紫紺 2010/05/28(Fri) 22:35
FJNさん>
とまてさん>
まだまだ、他人の言葉でしか民主主義の公正さを語れないわたしに、ご教示、ありがとうございます。


【631】 とまて 2010/05/30(Sun) 11:17
猫紫紺さん>私は、民主主義の上(じょう)と特上(とくじょう)の区別はなかなか付けられない気がします(汗)。自分が参加したPTA役員会での不快感を“民主主義じゃない”と言語化してくださったのは、当時一年上の学級代表をしていた方でした。そういうことだったのか、と、瞬間的に納得しました。

『代表委員会で発言するな』と言われて、役員会での発言をほぼブロックされていたので、重要案件を通したいときに、学級代表や専門部の部長の知り合い数人に予め頼んだときのことでした(笑)。


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