いつから?一人一役 【2641】 クローバー 2012/12/04(Tue) 19:28 みなさん、こんにちは!
こちらのBBSで、PTA活動っていろんな形があるんだな〜と驚いたのですが、同時に、 「こんなにPTA活動は様々なのに、なぜ"一人一役"や"ポイント制度"、"役員辞退理由を述べても考慮されるかどうかはわからない(投票者の判断による)"という慣習については、全国津々浦々判で押したように同じなのだろう?」 という疑問がわきました。 ネットが普及し始めたのが10年ほど前なので、それ以前だとしたらPTAの横・横のつながりで伝播したのでしょうか? PTAプレッシャーの大きな要素である「一人一役」が、いつ、どのように全国のPTAに導入されていったのか? 私のときにはこうだったわ〜という記憶や、ズバリ「私が発案しました!」など、体験談をご教示いただけますと、うれしいです。 ちなみに私は、今春子どもが入学しましたが、すでに「一子一役」「役員辞退の理由は他の保護者に公表、それを考慮するかどうかは他の保護者の判断次第(必ず辞退できるわけではない)」なPTAでした。 母親に聞いてみたところ、自治体が違うという事情はあるものの、「役員は小4以上の保護者から募っていた。乳幼児がいれば免除だったと思う、共働きであることもかなり考慮されていた(持病の場合については記憶にない)」とのことでした。 【2643】 とまて 2012/12/04(Tue) 22:01 クローバーさん>問題提起ありがとうございます。 年輩の知人は、東京近郊にて1970年代ごろは欠席裁判は無かったので、そうっとフェードアウトして乗り切っていた様です。 2001年4月9日のAERAには、ポイント制・ノルマの話がイラスト付きで3ページに渡って掲載されています。 その中で、 社団法人日本PTA全国協議会が運営のノウハウを示した『PTAハンドブック』には、役員選出の工夫として、こんな文章が平然と載っている。 と書かれています。おぉぉっ!配慮なのかぁ。へ〜…。「選出方法として、ジャンケンやくじ引きといった形式をとることがありますが、(中略)勝った人を任命するなど、前向きな姿勢で取り組めるような配慮をします」 嘗て、日Pさんのハンドブックに、ジャンケン・くじ引きの押し付けあいについての記述はあったようですね。その後、現在までに書き換えられているのかどうかは分かりません。日Pさんのサイトで探せるでしょうか? 【2644】 理子 2012/12/04(Tue) 22:07 質問です。 ポイント制って 何ですか? 初耳です! 【2645】 とまて 2012/12/04(Tue) 22:15 私もリアルでは経験はありませんが、このAERAの記事の例では、役員10点、広報委員長7点、学級委員長5点、ベルマーク委員3点、校外委員3点、廃品回収係・餅つき大会係・運動会係1点で、子供一人当たり卒業までに10点ノルマ、だそうです。 私自身の体験では、お子さん一人当たり卒業までに何か一つやってください、系でした。 【2646】 理子 2012/12/04(Tue) 22:53 点数制ですか… 余程、役員(ボランティア)のなり手がないんでしょうね(=゜-゜) 会員一人一人の、その点数をチェックまでしているのでしょうかね? 【2647】 猫紫紺 2012/12/04(Tue) 23:09 うちの学校はポイント制がないんですが、付近の学校がポイント制です。なので、うわさを聞いて「さっぱりしていていいよね」と魅力を感じ、自校にポイント制を導入しようと考える方もいるようです。 《魅力》 ・役によってポイントが異なるので、PTA生活の計画が立てやすい ・押し付け合いが少なくてすみそう ・「やることやっておしまいよ」とサヨナラできる ・やらない「ズルイ人」をふせぐ ・したがって、役員決めの時間がすくなくてすむ 《ポイント制の実態(伝聞)》 ・委員会内部の負担の少ないうちに役を取ろうとし、低学年では役の争奪戦となる ・消化すべきポイントがあるので、「公平感」がある 《ポイント制の問題点》 ・やれない事情のある人を、追い込む仕組みである ・PTAは義務である、と誤解させる ・会員全員の点数管理が大変(どーしてるんでしょう) ・各役と点数のバランスは、どう設計すればよいのか ・一回導入すると、なかなかやめられない ポイント制の話で、すみませんでした。 クローバーさんのおっしゃるとおり、「一人一役」等、どうしてひろまったのでしょうね。わたしも不思議です。 【2648】 クローバー 2012/12/04(Tue) 23:31 早速、ありがとうございます! 2001年のPTAハンドブック、それがかなり怪しいですね〜。 日Pのお墨付き!となれば、一気に普及した可能性がありますね。 ポイント制度については、そのAERAの記事が「おぉっ、そんなやり方もあるのか!」と普及のキッカケになった可能性もありますね。 なお、ポイント制度を導入している学校の友人から聞いた話しですが; @ポイント消化するために、いらん仕事まで増やしているように感じる Aポイント制度導入時の目的(公平に、負担を分担する)はきれいさっぱり忘れられて、ひたすらポイントを消化することが目的になっている Bゆえに、ボランティア応募の際も「これは何点」という意識が先に立ち、ボランティア本来の姿からますます遠ざかっているように感じる CAERAの記事同様、部長になるとポイントが高いので、部員さんから「ポイントが高いんだから、ほかの人より忙しくて当然」というプレッシャーを感じる だそうです。 【2651】 なな 2012/12/07(Fri) 09:07 和光市@埼玉の某小学校がポイント制だそうです。 そこに通っている方から聞きました。 【2652】 とまて 2012/12/07(Fri) 21:34 一人一役、今度、図書館に行ったときに、また調べてみたいと思います。とりあえず、国立国会図書館のサイトで、“学校”と“一人一役”をandで検索してみますと、昭和9年ごろの本から出てきます。 『学校経営の実際 : 四ケ年計画/横田, 三之助,横田三之助 著 明治図書 1934』 『一人一役運動の記録 : 昭和63年度全国高等学校総合体育大会/兵庫県高等学校推進委員会 編 兵庫県高等学校推進委員会 1988』 みたいな…。学校の周辺に一人一役という概念がもともと在ったのなら、それを応用してみようと考えた人も出てくるのかもね?とも思います。ポイント制については、何かモデルになるものが有ったのか、思い浮かばないです…。 【2653】 クローバー 2012/12/08(Sat) 10:56 >ななさん ポイント制度、ちょこちょこと聞きますね。 一見平等そうに見えるので、導入につながるのでしょうか。 私などは、そもそもボランティアで「他者に義務付けされたポイントを稼ぐ」ということが、発想の根幹としてズレているように感じるのですが。 >とまてさん そういう文献検索の方法は、思いつきませんでした! 昭和9年ですか〜!! ルーツは相当根深そうですね。 ポイント制も、学校の活動の中に似たようなことがあったのかもしれませんね? 自分が小学校のころ、掃除などを熱心にやるとシールが集まっていくようなことがあったように記憶しています。 ノルマがあったかどうかは覚えていませんし、どちらかといえば褒めて伸ばす指導だったと思いますが、シールがほしくて競い合う心理は少なからずあったと記憶しております。 【2654】 クローバー 2012/12/08(Sat) 18:01 一人一役が2000年前後に記事になったということから、その時期から役員決めがシビアになっていったのかもしれないと仮定してみました。 ちょうど2000年ごろといえば、「男性雇用者と無業の妻」世帯を「雇用者の共働き」世帯が逆転した時期でもあります。 それまでにも、役員がなかなか決まらないという事象はあったと思うのですが、それまでPTA活動の中心となってきた専業主婦の絶対数が減る中で、ノルマ化が進められていったのかなあと推測します。 【2655】 PTAのあり方とは・・ 2012/12/09(Sun) 10:05 おはよございます。 那覇市の事例です。 中学校PTA副会長を経験した兄の話によりますと、今から約14年ほど前に市立大道小学校で導入された、とのことです。 この小学校は、当時の市教委のあった場所から”近すぎず遠からず”の位置にあり、隣接する真和志中学校では、本市では珍しいPTA運営の売店(購買)の設置が認められております。 何かと行政による実験的な”導入”があるようです。 ちなみに、翁長那覇市長と現市教育長はこの中学校の卒業生であり、市長の父君は那覇市と合併前の真和志村の村長さんだったようです。 脱線してしまいましたが… 「一人一役」導入の話を聞いたのが4年程前で、「10年程前のこと。」とのことでした。 私:「兄者の学校でも倣ったの?」 兄:「とんでもない!」 とのやり取りがあった、と記憶しております。 兄の学校(松城中学)では、10周年記念事業に向けて当時の校長に確認したところ、 「PTA会費を節約して、貯めたお金で質素にやりましょう。」 とのお話を頂き、安心して”卒業”したそうです。 ところが、新任の校長が着任すると、 「周年事業は盛大に、予算は800万円程で。」 とぶちまけたそうです。 新会長から相談を受けた兄は、その後、新会長とタッグを組んで、その校長を追い出したそうです。 【2656】 とまて 2012/12/10(Mon) 17:37 あり方さん> 1998年ごろ、一人一役を導入したPTAが沖縄市にある、ということですね?やっぱり、もう少し歴史を掘り下げたいですね!? 日PのPTAハンドブック、見てみたい…。 ここで言っている一人一役というのは、「1年のうちに何か一つやれ!」ということですよね? 当地では、そうではなくて「卒業までに子供一人当たり1回、何かをやれ」系が多いです。 あと、カッコイイお兄様に、よろしくお伝えくださいませ!m(__)m。 理子さん> 多分、もっと普通のボランティアの形だったら、潜在的に、『出来る人が、出来る時に、無理せず、楽しく』手を貸しても良いと考えている保護者は居ると思うんです。 義務っぽくされて、『出来ない人が、出来ない時に、無理して、楽しくない』ので、敬遠される。更に義務っぽく締め付けようとする。という悪循環になっている気がします。 【2661】 クローバー 2012/12/12(Wed) 17:50 やはり、10年前ごろが怪しいですね。 一人一役、意外に歴史は浅いのかも?という驚きもあります。 ところで、「一人一役」で検索してみますと、もともとは、学校・学級運営の考え方のようですね。 とまてさんの学校周辺に似た考え方があったのでは?という推理、大当たりみたいです。 そして一人一役にも、意味が二つあったんですね。 私の意図していた一人一役は、とまてさんと同じく「子ども一人につき、卒業までに必ず1回は役員を引き受けなさい」という一子一役です。 これも、もともとは「親一人あたり、一回の役員」だったものが、「子ども一人につき、一回の役員」という形で負担増の方向になってきているようです。 さらに押し進んで、「毎年、一人一回は何らかの役をやりなさい」という形になってくると、とりあえず保護者全員に"平等"に役をいきわたらせるために不要な活動が増えそうですね。 みんなが平等に苦労することが、PTAの目的なのかしら?? >とまてさん 『出来ない人が、出来ない時に、無理して、楽しくない』 まるっと同意です! PTAをやるといいことあるよ〜というのは常套句ですが、それならほとんどの人が1年こっきりで役員をやらない説明がつかないですよね。 日Pのハンドブックは、もしかして「新しいPTA活動への取り組み(平成10年度)」でしょうか? 取り寄せできるみたいなので、トライしてみましょうか。 図書館の蔵書にはないみたいで、残念っ!! 【2662】 とまて 2012/12/12(Wed) 19:03 「出来ない人が出来ないときに無理して楽しくない」は、(c)岸裕司氏★click here★です。 で、そうか、このトピの一人一役は、子供一人当たり卒業までに一役、も込みで良いのですね?それなら、私も地元の人に訊いてみよう(笑)。要は、『仕事は理由になりません』で『欠席裁判』『くじ引き』等が始まった時期、みたいな感じですよね? PTAハンドブック、他の方からもご指摘が在ったのですが、いくつか存在するようです。オフィシャル★click here★でも、 PTAハンドブック「PTAのすすめ」が昭和59年(1984)1月に完成し、全国に配布された。 とありまして…。お取り寄せは、郵送料を支払う場合があるので、先ず、見積もって貰った方がいいですよ?見積もりは金額だけではなくて、支払い方法まで込みでです。さらに、昭和61年9月にはPTAハンドブック「私たちのPTA」の編集が始まり、昭和63年3月に完成している。 実は、ワタクシ、日P広報のたった一ページに、700円近く払わされた事が在るんです。コピー代+送料は100円程度のものなのに、郵便小為替を指定されて、後数十円足して定額小為替にすれば安いのに、先方の言って来た金額を払うのに普通為替を作らされて、郵便局の売り上げに貢献させられちゃった(爆笑)。頼むから、振込みか何かにさせてくれぇ…。できれば、クレジットカード払いにして欲しいわ。 もしも、余り高価くないようでしたら、是非っ!! 国会図書館で、件のPTAハンドブックを探してみました。 1978 ★click here★ 1983 ★click here★ 1987 ★click here★ 1999 ★click here★ 【2665】 クローバー 2012/12/12(Wed) 20:29 >とまてさん >要は、『仕事は理由になりません』で『欠席裁判』『くじ引き』等が始まった時期、みたいな感じですよね? はい、その通りです。 きれいにまとめてくださって、ありがとうございます♪ PTA書籍の発注の際は、見積もりには十分注意いたします! なのですが、ダメ元で県内図書館の横断検索をしたら他市で1999年のハンドブックがひっかかりました。 取り寄せ可能か、聞いてみます〜。 【2666】 砂漠のラクダ 2012/12/12(Wed) 21:48 遅いですけど… 今、高校一年の長女が、小学校に入学したとき(在青森)、完全に一人一役で、保護者全員○○委員でした。この小学校は、そのとき創立して10年ちょっとでした… さてさて、この長女が卒業した区立中、子供ひとりが在学している3年間に1回は委員・役員をする、というローカルルールがありまして。 どうしても立候補者が出ず、委員選出ができないクラスは、このローカルルールを適用し、欠席の保護者の分は担任の先生が「くじ引き」して決めます。 約2年前の出来事ですが(コメント欄参照)★click here★ 総会でも発言して「いい加減にしてくれ」とは言ったのですが、どうなったかは不明です。 【2667】 とまて 2012/12/12(Wed) 23:57 卒業までに系と毎年一人一役と区別するために、前者を一子一役、後者を一年制一人一役、と書き分けてみます。 古いハンドブックでどこまで遡れるか?も知りたいところですが、では、現在はどうなのか?というと、これが完全に奨励中みたいです(涙)。 証拠その1:オフィシャル★click here★の、(2)休日や夜間の会合・活動のなかで、 このほか、できるだけ多くの人に活動に参加してもらうために、組織、活動のスリム化を図ったり、一人一人の負担を軽くし、多くの人により多くの関心を持ってもらうために、全会員がいずれかの委員会に所属し、活動するというPTA「一人一役」制をとるなどの工夫をしているところもある。 そ…そうか、工夫なのか…。証拠その2:でもって、あり方さんのご証言を裏付けるのは、横浜のフォーラムで配布されたもう一つの資料、『特徴あるPTA活動事例集 〜大人の連携からできることへ〜』★click here★の中で、2010年当時、那覇市立泊小学校PTAが、15年前から(一年制)一人一役、とキッパリ書いていらっしゃいます。ということは、今年から見ると17年前でございますねぇ。1995年ごろ…。ちなみに、表紙にあるように、この冊子は文部科学省委託事業です。 砂漠のラクダさん、高1のお子さんが小学校1年生というと、9年前、青森で一年制一人一役のPTAが存在した、ということになりますね。 奈良では、少なくとも13年前から一子一役制のPTAが存在します。と、いうことで…。 |