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PTAとマイナンバー
【5387】 FJN 2016/06/04(Sat) 07:51
今年2月25日(木)午後1時15分すぎのことです。
東京都の新宿の区議会で、
区議会議員が質問し、区の教育長が答弁しました。
どちらも台本原稿の棒読みです。
●参照その1――動画サイト★click here★
●参照その2――会議録サイト★click here★

動画サイトでは、
質問した議員のプログラムの【17:09-22:40】で視聴できます。
マイナンバーに関する教育長答弁は【22:22】からです。

以下、会議録サイトからコピペします。
△再開 午後1時15分
○議長(下村治生) ただいまから会議を再開します。
 質問を続行します。
 伊藤陽平議員。
◆35番(伊藤陽平) 続いての質問は、PTAについてです。
 子育て世帯をふやすためにPTAを支援することは大切なことです。私の義母は、新宿区内の学校で何年もPTA活動に携わっておりました。PTAには、会議やイベントなどさまざまな仕事があります。共働き世帯が増加していますが、PTAの仕事が平日の昼間に開催されていると、働きながら活動に参加することが難しくなります。そこで、PTAによっては、日中仕事がある方々も参加しやすいよう、夕方以降に会議を実施するなどの努力をしています。
 また、根本的に活動自体の負担軽減も必要です。これから新宿区の地域協働学校、コミュニティスクールでは、地域と学校が連携して子どもを育てていくという取り組みが始まります。地域に根差した活動ということで、町会活動とPTAが近くなり、この取り組みのためにPTAの負担がふえることが予想されます。働いている保護者が参加しづらい時間に会議が実施されることや、仕事や子育て、家事など忙しい毎日の中で活動がふえると、町会と同じように担い手の不足の問題にもつながります。そこで、これからは、現場の声を聞き、子どものために貴重なリソースを割いていただいているPTAの支援をしていくことが必要だと考えています。
 また、PTA自体がマイナンバーの適用を受けるのかに関しても現場で話題に上がっています。PTAは人格なき社団に属しますが、例えばイベントを開催した際、ゲストやスタッフに人件費や謝礼を払う場合がありますが、PTAが謝礼を払った先のマイナンバーを扱う必要が出てくる可能性があります。国税庁により、本人交付の源泉徴収票や支払通知書は不要との発表がありましたが、税務署に提出する源泉徴収票には個人番号が必要とされています。もしマイナンバーを扱う必要がある場合、事務処理が従来のやり方と異なってくるため、行政から各PTAに事務手続の情報を共有する必要があります。
 そこで、2点質問がございます。
 1、今後、PTAの地域に根差した活動がふえていく傾向が強まってくると考えていますが、その点についてどのようにお考えでしょうか。参加が難しい共働き世帯なども参加できるよう、また、今後のPTAの担い手を確保するためにも、日時や1人当たりの負担の分散など、改善をしていくことを支援することはお考えでしょうか。
 2、PTA活動にはさまざまな事業があり、それに伴う謝礼の支払いなど事務処理も煩雑になっています。そこで、特にPTAの会計処理について一定の支援が必要ではないでしょうか。また、マイナンバーを扱う場合の手続などは教育委員会でも支援が必要だと考えていますが、いかがでしょうか。教育委員会のお考えをお聞かせください。
◎教育長(酒井敏男) PTAについてのお尋ねです。
 最初に、地域に根差したPTA活動の増加傾向が強まることについてです。
 現在、PTAの方々には、区が導入を進めている地域協働学校の学校運営協議会に参加いただき、町会、商店会など子どもたちを取り巻く方々と一緒に、「地域で子どもを育てる」ことを目的とした話し合いや活動を行っていただいています。こうした活動の中で、これまでPTAが行ってきた朝あそびに町会の方々が見守り役で参加していただいたり、また、PTAが行っている餅つき大会に多くの地域の方々から応援をいただいている事例もあります。
 学校運営協議会では、今の活動により多くの方が無理なくかかわることで活動の広がりや充実を図り、負担を減らして活動を効率化する話し合いも行われています。今後も、学校運営協議会が学校の事情に応じてPTAや他の団体の話し合いの場となるよう展開してまいります。
 参加が難しい共働き世帯の参加については、毎年6月の男女共同参画週間に区報でワーク・ライフ・バランスの実践として保護者に家庭教育の充実を広報するとともに、雇用主に対しても、東京商工会議所新宿支部などを通して保護者の家庭教育参加のための協力依頼状を配布しています。また、負担の分散などへの改善についても、PTA研修会などを通して効率的なPTA運営の方法などの情報提供を行っていきます。
 次に、会計処理についての支援ですが、PTAの活動は会費によるものが主であり、会計については各PTA内の役割分担で行われております。ただし、マイナンバー制度の導入により、講師謝礼の支出などの際にこれまでとは異なる手続も予想されるため、担当部署においてきめ細かな相談に努めてまいります。また、PTA研修会においても会計処理などのマネジメントをテーマとした実施を検討してまいります。

【5390】 ぶきゃこ 2016/06/04(Sat) 17:27
なんかもうね、どうしても私のぽんこつ頭だと、「不当に統制的支配を及ぼしたり事業に干渉を加える」のはダメだから指導はいっさいできましぇ〜ん、でも「充実を図るためにイロイロと支援するのはみんながんばろうね」っていう理屈が何年たっても理解でけまへんのですわ。。。

【5391】 FJN 2016/06/04(Sat) 19:29
ぶきゃこさん、レスありがとうございます。
ポンコツ頭ならば私も人後に落ちませんけれど、
そのポンコツ頭で【指導】について、もっか次のように愚考しております。
まず、社会教育法★click here★の#11と#14を貼ります。
(文部科学大臣及び教育委員会との関係)
第十一条
 文部科学大臣及び教育委員会は、社会教育関係団体の求めに応じ、これに対し、専門的技術的指導又は助言を与えることができる。
2  文部科学大臣及び教育委員会は、社会教育関係団体の求めに応じ、これに対し、社会教育に関する事業に必要な物資の確保につき援助を行う。

(報告)
第十四条
 文部科学大臣及び教育委員会は、社会教育関係団体に対し、指導資料の作製及び調査研究のために必要な報告を求めることができる。

・・・教育委員会とかは、
『求められたような気がするから』
『指導資料を作りたいから』
『調査研究したいから』
――といった理由で、いわゆる「PTA」とかに、
【指導】をしたり【報告を求めること】をしたり、
を実際にしているような気がします。


【5393】 ぶきゃこ 2016/06/05(Sun) 09:12
FJNさん、ありがとうございます。

「指導」OK
「助言」OK
「援助」OK
「調査研究」OK

となると、NGな「支配」や「事業干渉」とは具体的にどういったものになるんでしょうね?
(実質的には、校長が学校長という立場から検閲したりして支配してんじゃないの?とおもったりもしますが)
「専門的技術的指導」はOKだけど、「専門的でも技術的でもない指導」はNG、ということですが具体性がさっぱり見えません。
マイナンバー通知手続きの事務や会計処理について「素人ではキビシイでしょ」と指導や研修会するのはまだわかるんですが、「共働き増加で参加が減ると困るし、会議の時間を夕方にしたら?」と言うのは専門的技術的指導なんでしょうか?

教委にPTAのことを問いあわせると、判で押したように「いや〜ウチは関係ないしあれこれ言うのは法律で禁止されてますんで…」って言いますよね。
「実質イロイロしてるじゃん?」と言っても、テープレコーダーのように「いや〜ウチは関係ないしあれこれ言うのは法律で禁止されてますんで…」って言います。

まーでも
>子どものために貴重なリソースを割いていただいているPTA
という言いかたには「ほう?」と思いました。
そういう感覚から来る言葉って、「PTA=主婦労働の一環で母親の務め」と思われてた頃にはほとんど聞かれなかったなと思いました。
主婦業についやされるものは、「リソース」視されていなかったんじゃないかと思われます。


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